フライングディスク

フライングディスク

公園の広場や河川敷などで、フリスビーを楽しんだ人も多いのではないでしょうか。一般的には「フリスビー」の名称で親しまれていますが、「フリスビー」は商標名で、一般名称は「フライングディスク」と呼んでいます。
「高度な競技スポーツ」として、または誰でも楽しめる「みんなのスポーツ・生涯スポーツ」として、フライングディスクは世界中に多くの愛好者がいます。今回はこのフライングディスクについて紹介します。

1. 起源

フライングディスクの起源は、1940年代、アメリカのアイビーリーグのエール大学の学生たちが、キャンパス近くの「フリスビー・ベーカリー」のパイ皿を投げ合ったのが始まりといわれています。
その光景に興味を持った建築検査員のフレッド・モリソン氏が1948年、金属製のディスクを試作し、その後の改良で現在のプラスチック製のディスクが誕生しました。

2. ディスクの基本的な投げ方、捕り方

フライングディスクの楽しみは、人同士でのキャッチアンドスローです。基本的な投げ方と捕り方をご紹介します。

  • ディスクの基本的な投げ方(バックハンドスロー)
    握り方:
    人差し指の第一関節をディスクのふちの下にあて、親指はディスクの表面に添えます。残りの指はディスクのふちを包み込むようにしっかりと握りこみます。
    投げ方:
    目標に対して体を横に向けて立ち、右利きの人ならば、右足が前になります。手首を曲げ、ディスクを巻き込むようにテイクバックします。手首のスナップを利かせ、十分な回転を与え、投げ出します。コントロールを重視したいときは、フォロースルーで目標を指差すようにします。
  • ディスクの基本的な捕り方(サンドウィッチキャッチ)
    両手を使った、最も確実で簡単なキャッチで、両手の手のひらで、上下にピシャリと挟み、キャッチします。ちなみに片手の場合は、親指と残りの4本指でディスクを挟むようにしてキャッチします。

3. フライングディスクはどのくらい飛ぶの?

フライングディスクの世界最長飛距離の記録は「263m」で、野球場のホームベースからセンターのフェンスまでの距離の2倍以上の飛距離です。ちなみに日本記録は、男子で「178.03m」、女子で「134.96m」です。

4. フライングディスクの競技種目

世界フライングディスク連盟公認の種目は11種類あります。このうちワールドゲームズに正式競技として採用されている「アルティメット」と、誰でも簡単に楽しめる「ディスクゴルフ」をご紹介します。

  • アルティメット
    各7人からなる2チームが100m×37mのコートでディスクをパスしながら運び、敵陣エンドゾーン内で味方からのパスをキャッチすると得点となります。
    ディスクを持っているプレイヤーは歩くことができません。パスしたディスクが地面に落ちたり、相手に空中で奪われたりすると、相手に攻撃権が移ります。またフェアプレー精神に基づき、審判を置かずに選手同士の判断によるセルフジャッジを採用しているのも特徴です。
  • ディスクゴルフ
    ディスクを投げ、バスケット型の専用ゴールに入れるまでのスロー数の少なさを競う種目です。通常18ホールのトータルスコアで競います。子どもから高齢者まで、運動の苦手な人でも楽しくプレーできます。

5. スポーツとしてのフライングディスク

フライングディスクは文部科学省をはじめとするさまざまな組織が主催する生涯スポーツ講習会に採用されています。また150校を超える中学、高校、大学などの授業にも採用されています。平成8年からは全日本アルティメット選手権大会が文部科学大臣杯をいただく大会に認められました。また、平成27年8月に国際オリンピック委員会(IOC)総会で世界フライングディスク連盟は正式にIOC承認団体として認められ、将来は五輪競技になるかもしれません。

協力:一般社団法人日本フライングディスク協会
住所:〒144-0033
東京都大田区東糀谷6-4-8
HP:https://www.jfda.or.jp/