お茶

お茶

毎日の生活で、なにげなく飲んでいるお茶ですが、カテキンやビタミンなどを含み、健康を保つ食品として注目されています。その効用についてみてみましょう。

1. お茶の種類

お茶には、緑茶のほかに、紅茶やウーロン茶などがありますが、これは製造方法(発酵)の違いで分類されます。

不発酵茶

緑茶が不発酵茶にあたります。緑茶の中でも煎茶や番茶。ほうじ茶・玉露など産地や時期・製造方法などによりさらに種類は分かれます。

発酵茶

紅茶が発酵茶にあたります。

半発酵茶

ウーロン茶などが半発酵茶にあたります。

2. お茶(緑茶)の効用

緑茶には、ビタミン、カテキン(タンニンの1種)、カフェインなどの成分が多く含まれます。その成分に、健康を保つ効用があります。

ビタミンC:肌荒れ防止

ビタミンCが不足すると、肌荒れの原因になります。ビタミンCは体内で合成できない物質なので、食品からとる必要があります。フルーツにもビタミンCを多く含むものがありますが糖分も多く、食べ過ぎは肥満の原因になります。その点、お茶は低カロリーなので心配ありません。

カテキン・フッ素:虫歯、口臭予防

お茶に含まれるカテキンやフッ素には、虫歯の原因である菌の発育を抑える働きや殺菌作用があり、虫歯予防の効果があります。

カフェイン:リフレッシュ効果

お茶のカフェインの覚醒作用で頭をスッキリさせ、脳の働きをよくし、同時に精神安定の効果もあります。お茶を飲んでホッと一息つけるのは、この効用です。

3. お茶のおいしい入れ方


健康によくて、さらにおいしければ、いうことはありません。そこで、お茶のおいしい入れ方を紹介します。

煎茶のおいしい入れ方
  1. 人数分の茶碗にお湯を8分目ほど入れてさまします(上茶で70度、並で90度くらい)。1人分の湯量は上茶で60ml、並で90mlくらいです(少人数の場合はちょっと多めに入れます)。
  2. お茶の葉を急須に入れます。5人で10g(家庭にある大さじ2杯分)くらいです(少人数の場合はちょっと多めに入れます)。
  3. (1)のお湯を急須に注ぎ、1分くらいお茶が浸出するのを待ちます。
  4. つぐ分量は均等に、濃淡のないように回しつぎ、最後の一滴までつぎきります。
  5. 2煎目はお湯をいれてから10秒ほど待ちます。
お湯の沸かし方

お湯は沸騰してからやかんのふたを取って4~5分そのまま沸かし、それからポットに移します(水道水の炭酸ガスが抜けておいしい味を引き出します)。

参考資料
  世界緑茶協会のホームページ「O‐CHAネット」
協力
  世界緑茶協会
  (事務局:静岡県農業水産部お茶室内)
  静岡県のホームページ