セブンズ

セブンズ

「セブンズ」ってご存じですか。15人制のラグビーと同じフィールドを使って、1チーム7人で行うラグビーです。7人制ラグビーともいいます。2016年夏季オリンピックリオデジャネイロ大会から正式競技に採用され、日本は男女とも出場権を獲得し、注目が集まっています。

1. セブンズの起源はクラブチームの財政難から

セブンズは近年考えられたラグビーと思われている人もいるかと思いますが、起源は1880年代に遡ります。1883年、スコットランド南部、イングランドとの国境近くにあるボーダーズ地方で誕生しました。当時、すでにスコットランドでは15人制のラグビークラブが存在していましたが、スコットランドのメルローズのクラブチームは、創立以来ずっと財政難に悩まされていました。そのチームを救おうと資金を集めるために、15人制ラグビーよりも実施しやすいラグビーはないかを考え、7人で行うことを思いつき、7人対7人のラグビーが考案されました。メルローズのクラブあげてのスポーツイベントに組み込んだところ、成功を収め、コンパクトかつシンプルな競技スタイルは、あっという間に近隣に広がりました。ちなみに日本では、昭和5年に取り入れられ、4月に大会が開催され、全国に広まりました。

2. セブンズの主なルール

フィールドの広さやルールは、基本的には15人制と同様のルールとなります。セブンズと15人制ラグビーにおいて違いがあるルールの一部を紹介します。

  • 試合時間
    14分以内(7分ハーフ)で行われます。大会の決勝戦については20分以内で行うことができます(10分ハーフ、ハーフタイムは2分以内)。
  • スクラム
    一列になった3人ずつのプレーヤーで形成されます。
  • ゴールキック
    トライ後のゴールキックやペナルティでゴールキックを選択した場合は、ドロップキック(ボールを地面にワンバウンドさせてから蹴るキック)でなければなりません。またトライの後40秒以内、ペナルティキックが与えられてから30秒以内にキックを行わなければなりません。これはプレースキック(ボールを地面に置いた上で蹴るキック)だと時間がかかるためです。

3. セブンズの魅力

セブンズは広いフィールドを7人という少ない人数で試合を行うことによって生まれる特有の魅力があります。

  • スピード感
    セブンズの試合時間は7分ハーフの14分なので、見ている側からすると、試合が始まってあっという間に終わります。セブンズの場合、1日で何試合も行うことになり、1チームでも大体3試合くらい行います。このスピード感のある試合を1日に何試合も見ることができるのも魅力です。
  • 分かりやすさ
    15人制の場合、魅力のひとつでもあるブレイクダウン(タックルの後のボールの争奪戦)の攻防で、複数の選手が絡み、そこで何が行われているか見えず、分かりにくいことも多いのです。セブンズでは、人数が少ない分、見やすく分かりやすいゲームになっています。
  • 個人技の魅力
    人数が少ないため、個人技が勝敗を左右する部分もあります。一瞬のフェイントやチェンジオブペース(走るスピードの緩急をつけること)により相手を抜き去ることで、すぐにトライに結びつく場面が多く、見ていて盛り上がります。

4. セブンズの大会の雰囲気

1試合14分で終了するため、1日に10試合以上行うことも可能です。試合数が多いため、スタジアムではBGMなどでスタンドを盛り上げるなど、観客を飽きさせない工夫がされています。また、観客も仮装をして応援するなど、お祭りのような1日となります。セブンズを観戦しながら、観客同士も楽しむことができます。

協力:公益財団法人日本ラグビーフットボール協会
住所:〒107-0061
東京都港区北青山2-8-35
秩父宮ラグビー場クラブハウス内
HP:
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