平成29年簡易生命表・国民生活基礎調査の概況

平成29年簡易生命表・国民生活基礎調査の概況

1 平成29年簡易生命表

平成30年7月、厚生労働省は「平成29年簡易生命表」を発表しました。それによると、男性の平均寿命は81.09年、女性が87.26年と前年と比較して男性は0.11年、女性は0.13年上回っています。
平均寿命の男女差は、6.17年で前年より0.01年増加しました(表1)。主な年齢の平均余命は、前年を上回っていますが、85歳以上については前年を下回っています(表2)。

【表1】平均寿命の年次推移 (年)
和暦 男女差
昭和22年 50.06 53.96 3.90
25~27 59.57 62.97 3.40
30 63.60 67.75 4.15
35 65.32 70.19 4.87
40 67.74 72.92 5.18
45 69.31 74.66 5.35
50 71.73 76.89 5.16
55 73.35 78.76 5.41
60 74.78 80.48 5.70
和暦 男女差
平成2年 75.92 81.90 5.98
7 76.38 82.85 6.47
12 77.72 84.60 6.88
17 78.56 85.52 6.96
22 79.55 86.30 6.75
27 80.75 86.99 6.24
28 80.98 87.14 6.16
29 81.09 87.26 6.17
  1. 平成27年以前は完全生命表による。
  2. 昭和45年以前は、沖縄県を除く値である。
【表2】主な年齢の平均余命
年齢
平成29年 平成28年 前年との差 平成29年 平成28年 前年との差
0歳 81.09 80.98 0.11 87.26 87.14 0.13
5 76.30 76.20 0.11 82.48 82.37 0.11
10 71.33 71.23 0.11 77.50 77.39 0.11
15 66.37 66.26 0.11 72.52 72.42 0.11
20 61.45 61.34 0.11 67.57 67.46 0.11
25 56.59 56.49 0.11 62.63 62.53 0.10
30 51.73 51.63 0.10 57.70 57.61 0.10
35 46.88 46.78 0.10 52.79 52.69 0.10
40 42.05 41.96 0.09 47.90 47.82 0.09
45 37.28 37.20 0.09 43.06 42.98 0.08
50 32.61 32.54 0.07 38.29 38.21 0.08
55 28.08 28.02 0.06 33.59 33.53 0.07
60 23.72 23.67 0.04 28.97 28.91 0.06
65 19.57 19.55 0.02 24.43 24.38 0.05
70 15.73 15.72 0.01 20.03 19.98 0.04
75 12.18 12.14 0.03 15.79 15.76 0.03
80 8.95 8.92 0.03 11.84 11.82 0.02
85 6.26 6.27 △0.01 8.39 8.39 △0.00
90 4.25 4.28 △0.03 5.61 5.62 △0.00

2 平成29年国民生活基礎調査の概況

平成30年7月、厚生労働省は「平成29年国民生活基礎調査の概況」を発表しました。それによると、平成29年6月1日現在における全国の世帯総数は5042万5千世帯、平均世帯人員は2.47人となっています(図1)。

【図1】 世帯数と平均世帯人員の年次推移
世帯数と平均世帯人員の年次推移のイメージ
  1. 平成7年の数値は、兵庫県を除いたものである。
  2. 平成23年の数値は、岩手県、宮城県および福島県を除いたものである。
  3. 平成24年の数値は、福島県を除いたものである。
  4. 平成28年の数値は、熊本県を除いたものである。

世帯構造別にみると、「夫婦と未婚の子のみの世帯」が1489万1千世帯(全世帯の29.5%)で最も多く、次いで「単独世帯」1361万3千世帯(同27.0%)、「夫婦のみの世帯」1209万6千世帯(同24.0%)の順となっています(図2)。

【図2】 世帯構造別にみた世帯数(千世帯)
世帯構造別にみた世帯数のイメージ

65歳以上の人のいる世帯は2378万7千世帯(全世帯の47.2%)となっています。そのうち、「夫婦のみの世帯」が773万1千世帯(65歳以上の者のいる世帯の32.5%)で最も多く、次いで「単独世帯」が627万4千世帯(同26.4%)、「親と未婚の子のみの世帯」473万4千世帯(同19.9%)の順となっています(図3)。
児童※のいる世帯は1173万4千世帯(全世帯の23.3 %)となっています。児童数別にみると、児童が「1人」いる世帯は520万2千世帯(全世帯の10.3%)、「2人」いる世帯は493万7千世帯(同9.8%)、「3人以上」いる世帯は159万4千世帯(同3.2%)となっています(図4)。

  • 18歳未満の未婚の人
【図3】 65歳以上の者のいる世帯の世帯構造の年次推移
65歳以上の者のいる世帯の世帯構造の年次推移のイメージ
  1. 平成28年の数値は熊本県を除いたものである。
  2. 「親と未婚の子のみの世帯」とは、「夫婦と未婚の子のみの世帯」および「ひとり親と未婚の子のみの世帯」をいう。
【図4】 児童の有(児童数)無別にみた世帯の構成割合の年次推移
児童の有(児童数)無別にみた世帯の構成割合の年次推移のイメージ
  1. 平成7年の数値は、兵庫県を除いたものである。
  2. 平成28年の数値は、熊本県を除いたものである。